見通しを良くして安全に!クマを近づけない「藪払い」

豊かな自然に囲まれた別荘地は、森とひと続きの環境であるとも言えます。ピッキオでは、クマが別荘エリアに長居しないよう日々追い払い活動を行っていますが、最も有効なのは「クマが長居しにくい環境をつくること」です。
生い茂った見通しの悪い藪(やぶ)は、クマにとって格好の「潜み場所」になってしまいます。特に家屋の多いエリアでは、こうした藪があることで、クマと人がばったり遭遇してしまうリスクが高まり大変危険です。
先日、そうした懸念のあるエリアにおいて、土地の所有者に重要性をご理解・ご了解をいただき、藪の刈払いを実施することができました。今回の環境整備にあたっては、公益財団法人 JAC環境動物保護財団より環境整備にかかる助成金をいただけたため、非常にスムーズに作業を進めることができました。関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
作業実施前


作業実施後


作業前と作業後の写真を見比べていただくと、その差は一目瞭然かと思います。道路際の藪を払って見通しを良くしておくことは、視界が開けるだけでなく、クマを心理的に近づけにくくする極めて重要な対策です。
地域の安全は、そこに暮らす方、滞在される方、そして私たち専門組織が、それぞれの立場でできる環境づくりを少しずつ積み重ねることで守られます。
ぜひ今一度、「クマの潜み場所になり得る藪がないか」という視点で、ご自身の所有地を眺めて頂くことをお薦めします。また、6月から7月にかけては、クワの実がクマを誘引しています。もし敷地内に、お庭の景観やレイアウト上、特に残す必要のないクワの木がありましたら、安全のために伐採されることをご検討ください。皆様がそれぞれの敷地で見通しを良くする刈払いを進めていただくことが、ご自身の安心、そして地域の確かな安全へと繋がっていきます。
美しい自然と安全な暮らしが共存する町を目指し、引き続き皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。