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活動報告

GPSによる行動調査を行っています

ツキノワグマが、年間に利用する範囲や環境を知るために、基礎的な行動追跡調査を1998年より行っています。通常の行動調査には、安価でバッテリーの寿命が長く、クマの居場所をすぐに把握できる電波発信器(VHFビーコン)を使用しています。しかし、スタッフが地上を移動しながら手作業で行うため、行動圏の全容を把握することは困難です。
このためGPSを用いた基礎調査を並行して実施しています。三井物産環境基金(2012年~2014年度)や、長野県地域発元気づくり支援金(2016日年度)により、これまでオス8頭、メス3頭にGPSを装着しました。2018年8月現在、3頭のクマの行動を追跡中です。特に行動範囲が広いオスグマの行動把握に役立っており、季節によって、異なる環境を利用していることが分かりました。