クマについて
正しく知り、
正しく畏(おそ)れる。
軽井沢は、豊かな自然の中で人とクマが隣り合わせに存在する場所です。この街で過ごす私たちがクマとの「共存」を目指すうえで、最も大切なこと。それは、不用意に彼らを「寄せ付けない知恵」を持つことにあります。
ゴミなどの誘引物を適切に管理せず放置することは、クマを人里へ依存させ、結果としてヒトとクマ双方の命を危険にさらすことにも繋がりかねません。クマの性質と適切な対策を正しく学び、不必要な恐怖を「正しく畏れる心」へ。住まう人も、訪れる人も、一人ひとりの責任ある行動が、双方の安全を守る確かな礎となります。
クマかな?と思ったら識別⋅通報ガイド
クマを知る
クマはただ恐ろしいだけの動物ではありません。森の中でどのように暮らしているのか、クマたちの生態や営みを知ることができれば、不意に出会わないための対策が自ずと見えてきます。

ツキノワグマ
真っ黒の体毛に覆われ、丸く突き出た耳が特徴。視覚はあまりよくないが、嗅覚、聴覚は非常に優れている。性格は基本的に臆病。食べ物への執着は強い。

食べ物
食物の大部分は植物です。旬の植物や果実を求めて、広範囲を移動しながら採食を行います。食物がたくさんある場所は、何頭ものクマが利用します。

冬眠
軽井沢では 11月下旬から 5月上旬頃まで冬眠します。出産したメスグマは冬眠あけが遅れます。※冬眠中でも素早く動くことができます。

子育て
クマは冬眠中に 1頭から2頭の子グマを出産します。多くの場合、母グマは 1年半共に子グマと暮らし、夏頃に子別れします。
暮らしを守る
軽井沢のように自然豊かな場所では、人と動物の生活する場所が多く重なっています。不意に出会ってしまわないようにするためには、野生動物を引き寄せない対策が必要です。

電気柵
農作物を守るための非常に有効な手段です。電圧や漏電のチェックを怠ると、突破されることがあります。

対策ゴミ箱
クマに人間の食べ物を触れさせてはいけません。ゴミを荒らされないためには、クマに破壊されず、開けられないゴミ箱が必要です。

雑排槽
溜まった油やゴミはクマにとっては魅力的な食べ物になります。日頃からのメンテナンスや清掃が欠かせません。

藪刈り
高さ60㎝程の藪があればクマは身を隠しながら移動ができます。鉢合わせを防ぐために、見通しの悪い藪は積極的に刈り払いましょう。
安全をつくる
(講習・調査・地域支援)
施設や地域クマ対策に悩む皆様へ、ピッキオ専門知を共有します。現地調査や講習を通じて「正しく対策できる体制」を整えること、現場安全を確保し、そこで過ごす人々確かな安心へと繋がります。

クマ講習
学校・一般団体・企業に向けて、体系化された専門プログラムを提供します。クマ生態を正しく理解し、遭遇を避けるため知恵を学ぶことで、不安を安心へと変えていきます。

調査・対策提言
自治体・観光施設・企業に向けて、クマ行動を想定しながら現場調査を行います。長年の知見を活かし、その場所の状況に合った実効性高い安全対策を提言します。

視察受け入れ
自治体・専門機関に、軽井沢で確立された保護管理モデルを公開しています。誘引物管理や個体識別、ベアドッグ等について、地域課題を解決するパッケージとして学べます。
クマかな?と思ったら識別⋅通報ガイド
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WILD BEARS FOR THE FUTURE
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