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お知らせ

2026年度軽井沢町のクマ対策について

ピッキオでは2000年より軽井沢町の委託を受け、人とクマの軋轢を低減するための保護管理事業を行ってまいりました。ゴミ管理の徹底や個体識別のほか、発信器によるモニタリングと「学習放獣」を組み合わせ、クマが人里を避けるよう学習させる活動を継続しています。

運用基準の変更について

今年度、軽井沢町では長野県の方針に基づき、これまでの対応基準を一部変更して運用することとなりました。具体的には、森林と居住区の間に位置する「緩衝エリア」で捕獲された個体については、問題行動の有無に関わらず、今年度に限り学習放獣を行わないという一時的な措置が取られます。

これは、昨今の社会情勢に伴う住民の不安解消や、周辺自治体への影響を考慮した町の方針であると理解しております。

ピッキオの今後の取り組み

この運用変更を受け、ピッキオではクマが人里へ依存・滞留することを物理的に防ぐため、「追い払われる前に、近づかせない」活動へ、より一層力を入れてまいります。

  • 緩衝エリアの環境整備
    藪の刈り払いや誘引物の除去を徹底し、クマにとって人里を「居心地の悪い場所」にするための環境対策を強化します。
  • モニタリングと侵入防止
    森林エリアでの発信器装着と追跡は継続し、クマの動向を科学的に把握します。緩衝エリアへ接近する予兆を捉えた段階で、先制的な追い払いを実施し、軋轢の未然防止に注力します。

私たちは、地域の安全を守ることと、野生動物との適切な距離を保つことは両立し得ると考えています。科学的知見に基づき、クマが森で生きていける環境づくりを推進してまいります。

引き続き、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

【参考】軽井沢町におけるクマの生息状況と対策について 資料 [PDFファイル/3.35MB]