身近な生物を見直そう

マムシグサ
 野鳥の森には固有種のカルイサワテンナンショウを含む3種類のマムシグサ(テンナンショウ属)があります。道沿いに調べると、種類や性別によって分布に傾向があることがわかりました。個体識別法により、生育環境と性転換(栄養状態によって年毎に性別が変わります)の関係の実態調査を行いました。

ミズナラ
 野鳥の森に区画を設け、新しく芽生えた実生を個体識別することで、場所によって生き残る割合や枯れてしまう原因が異なることなどがわかってきました。実りの豊凶やミズナラをとりまく生物群集などと併せ、浅間火山の歴史とともに歩んできた軽井沢の森の消長と再生のしくみを、基礎から把握したいと考えています。

チョウ類
 軽井沢が最初の発見地となったチョウやガが何種類もありますが、そのうちいくつかは既に絶滅が危ぶまれる状況です。森林環境と、失われつつある草原環境とを比較しながら、ラインセンサス等を行いました。このほか、トンボ類についても種類相を記録しています。


アリ類
 生態系の中でユニークな役割を担う種の多いアリの種類相を、野鳥の森周辺で調べました。奴隷狩りをする種、チョウの幼虫と共生関係をもつ種などのほか、長野県初記録のアリも数種類みつかっています。

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