ゴミが生み出すあつれきを解消するために
|
人の生活圏内へ野生動物を引き寄せないためには、ゴミの管理を徹底しなければなりません。私たちは野生動物対策ゴミ箱を開発しました。
|
| これまでのゴミ箱では |
|
| ゴミの味を覚えたツキノワグマは人間に対する警戒心が薄れ、しだいに行動が大胆になっていきます。クマがゴミを荒らせないようにしなければなりません(環境省のホームページ)。 しかし、多くのゴミ箱は臭いが漏れるために、彼らを強く引き寄せてしまいます。また、ツキノワグマは手先が器用で力が強いために、頑丈なゴミ箱でも開けられたり、壊されたりします。 |
![]() ひっくり返されたゴミ箱 |
| 軽井沢町では、多くのゴミ箱に改良が加えられましたが、もともとクマが生息する地域での使用を考慮して作られていないため、効果には限界がありました。 |
|
| 新兵器開発まで |
|
| そこで、私たちは設計段階からツキノワグマに荒らされない構造を追求し、「野生動物対策ゴミ箱」を開発しました。 ゴミ箱は富山県の三精工業株式会社と協同で開発を進めてきました。強度や扉の形状は「北海道のぼりべつクマ牧場」で試験を行って検証しました。操作のしやすさや寒冷地での使い勝手については、軽井沢町内の別荘地に試作品を設置し、使用者の意見を反映させることによって改良を重ねました。 |
![]() 野生動物対策ゴミ箱 |
| 発揮されつつあるその威力 |
|
| こうして製品化された「野生動物対策ゴミ箱」は、北海道のキャンプ場や軽井沢町内のペンションに購入されるなど、徐々に普及し始めています。 手先が器用で力の強いクマですら荒らすことのできないゴミ箱は、サルやカラスなど、他の野生動物にも荒らされません。このゴミ箱は、全国のいたるところで発生している「ゴミが引き金になった野生動物と人とのあつれき」の解消に貢献できるはずです。 |
![]() ペンションに設置された |
| 野生動物対策ゴミ箱の特徴 |
|
|
■クマにも開けられない構造:
■すぐれた耐久性: |
![]() クマ牧場での試験風景 ![]() 錆びない亜鉛メッキ(右) |
| 軽井沢町内9ヶ所に設置されました |
|
| 2004年7月15日、クマがゴミ漁りを始める夏を前にして、軽井沢町は町内9ヶ所に野生動物対策ゴミ箱を設置しました。以降、2010年3月までに町では29台、レストランや宿泊施設などで16台が導入されました。また、セブン−イレブンみどりの基金とWWFジャパン(世界自然保護基金)の支援を受けて購入した、緊急レンタル用の対策ゴミ箱を運用しています。 設置後、さっそくクマがゴミを漁りにやってきました。しかし、もちろん開けることはできず、扉に手形を残すことしかできませんでした。 |
|
| ピッキオが提案している設置計画 |
|
| ピッキオでは野生動物対策ゴミ箱の設置範囲を町の中心部から外側に広げていくことを提案しています。クマがゴミを得られない範囲を徐々に広げていき、それと並行してクマを追い払うことによって、彼らが人間の居住区域へやって来ないようにするのです。 |
![]() 町の中心部から外側へ |
| みなさまへのお願い |
|
| ゴミの分別やゴミを出す時間帯を守っていただき、また、ゴミ箱を確実に操作していただかなければ、対策ゴミ箱の威力は発揮されません。また、人家周辺でゴミなどの誘引物がなくならなければ、今度はそちらが狙われる可能性もあります。新たなゴミグマを生み出さないために、引き続き誘引物管理の徹底をお願いします。 |
|
| ◎野生動物対策用のゴミ箱に関するお問い合わせは、下記宛にお願い致します。 |
|









