2007年5月

その名もズバリ! マムシグサ

 5月の心地よい風に吹かれながら雑木林を散歩することほど気持ちの良いことはありません。木々も芽吹き、萌黄色に包まれた林の中を歩くだけで、体全体が清められるような気がします。そんな林でちょっと不思議なものを見つけました。長さ20cmほどの棒状のものが、地面からすっと伸びているのです。茶色いまだら模様をして、ヘビの姿にそっくりなのでびっくりしましたが、しばらく見ても動きません。実はこれ、マムシグサという植物が、春になって芽を出し茎を伸ばしているところなのです。このマムシグサ、たった1ヶ月の間にぐんぐん伸びて、高さ80pくらいまで成長します。そして、茎の先端に花をつけるのですが、驚くことにそれがまた鎌首を上げたヘビの姿にそっくりなのです。花の中に指を入れると、噛みつかれそうな迫力があり、いやはや、マムシグサとは、よく名づけたものです。