2007年4月

芽が出て2日で花が咲く?

 春、暖かな日差しを浴びて雑木林を散策していると、生き物たちのあふれる力のすごさを目の当たりにして、驚かされることがよくあります。数日前には何もなかった場所なのに、気がつくと可憐な花が一面に咲き乱れている、そんなこともしょっちゅうです。ひょっとして、この世には本当に魔法があるのかもしれない…? そんなあり得ないことまで想像してしまいます。でも、一体どのくらい速く花を咲かせているのでしょう。確かめるために、アズマイチゲという春一番に咲く小さな花を、地上に出てくる瞬間から連続撮影してみました。すると! 小さな芽が地面から出てきたと思ったら、たった2日で葉を開き、花まで咲かせてしまったのです。雑木林の樹下に生えるアズマイチゲは、真上の木が葉を開く前の、光が十分地上に届くうちに花を咲かせるわけなのですが、それにしても、このスピードには脱帽です。
 花粉症の方には辛い季節ですが、生き物たちが活発に動きだす季節のはじまりでもあります。虫たちが活動をはじめる4月には色鮮やかな花々が咲き始めます。